金持ち父さんシリーズを読んでキャッシュフローゲームに興味を持つ方は多いです。 このページに辿り着いた貴方も本を読んだことがきっかけではないでしょうか。

しかしながら実際にやってみたいと思ってもボードゲーム版には幾つかハードルがあります。

キャッシュフローゲームのハードル

  • 価格が高い。定価約2万円。
    しかもキャッシュフロー 日本語版(2019年リニューアル版)より質が高いキャッシュフロー101は廃盤でプレミア価格(2~4万円程度)になっている。
  • 一緒にやる人を探すのが大変な上に何度かやらないと理解出来ない。
  • 投資やビジネスの知識・経験が無い人達で集まってもよくわからないまま終わる。

運営者

買って数回やって押入れに眠るというのがよくあるパターンです。

そのため各地で開催されているキャッシュフローゲーム会を探し、よくわかっている方の解説を受けながらプレイするのがお勧めではあります。これは間違い無いです。

だけどそうは言っても開催されているのは東京や大阪等の大都市が殆どで、地方在住だと何もわからず時間とお金をかけるにはハードルが高いですよね。

しかもキャッシュフローゲームは勧誘が多いです。

キャッシュフローゲームを悪用した怪しい勧誘

運営者

私自身2008年から開催していることもあり他の会にも参加した方の話を伺う機会も多いのですが、その後勧誘されたビジネスや投資商品で良いと思える話は皆無でした。

そうなるとわざわざ遠くから時間と費用をかけて参加したのに無駄になるリスクも高く、なかなか参加に踏み切れないですよね。
そのような方は先ずはスマホやPCで体験してみるのも一つの選択肢です。

そもそもスマホアプリやPCでもキャッシュフローゲームはできる?

スマホキャリアが限定される、英語版等、媒体によって制限はありますが可能です。 以下にそれぞれの特徴について記載します。

スマホアプリ、PCでプレイする方法

それぞれ特徴が違うため、分けて解説します。

スマホアプリ版(金持ち父さんのCFG)

NTTドコモ、au、SoftBankのみプレイ可能です。

運営者

格安SIMの方も多いので制限があるのは残念ですね。

実際はスマホアプリではなく、上記キャリア内のサービスで会員登録を行い、ネット上でプレイします。
そのため厳密には「スマホアプリ版」ではなく「スマートフォン版」です。
公式サイトでも「スマートフォン版」と記載されています。

下記にアクセスして会員登録(月額330円)を行えばプレイできます。
(外部サイト)キャッシュフローゲーム スマートフォン版

なお、iPhoneで「キャッシュフローゲーム」と検索すると「CASHFLOW Financial Statement Calculator」というアプリが上位に表示され、画面はキャッシュフローゲームのように見えます。
ですが実際にゲームをやれるアプリではなく、財務諸表の簡易入力用のアプリです。

PC版(Cashflow Classic)

PC版は会員登録をすれば誰でも無料でプレイできる反面、英語版のみです。
英語が多少わかる方でなければ都度意味を調べながらやる必要があるのでハードルが高くなります。

下記にアクセスして会員登録を行えばプレイできます。
名前を書く欄がありますが「First Name」だけ書かれているだけあってニックネームでも問題ありません。
(外部サイト)キャッシュフローゲーム PC版

実物のボードゲームと何が違うの?

各々同じキャッシュフローゲームでも少しずつ違いがあります。

スマホ版の違い

  • 日本語版
  • 1人プレイ限定
  • 月額330円
  • キャッシュフロー101がベース
  • 職業:自分で決める
  • PayCheck:自己申告
  • 1人でサイコロを振る=ぐるぐる回る作りのため悪いマスに止まる可能性が高くなる
  • 財務諸表の入力が簡単。間違えると先に進めない。
  • ゲームとしてのクオリティが低い。バグがある。

PC版の違い

  • 英語版
  • 最大6名まで
  • 世界中の人とプレイ可能。嫌がらせを疑うくらい時間がかかる人も多くストレスになる場合も。
  • 無料
  • スマホ版よりクオリティが高く、実物ボードゲーム版に近い。
  • キャッシュフロー101がベース
  • 職業:自動で決まる
  • PayCheck:自動
  • 財務諸表は自動入力=勉強にならない(致命的)

なお、PC版は「コンピュータープレイヤーを入れて複数プレイが可能」と書いているサイトもありますが、私がやってみたら無理でした。やらないで書いているのでは。

ボードゲーム版(対面形式)の違い

  • 日本語版
  • 最大6名まで
  • 単発2~4万円
  • 2種類:キャッシュフロー 日本語版(2019年リニューアル版)、キャッシュフロー101
  • 職業:カードを伏せて引いたものになる
  • PayCheck:自己申告
  • 財務諸表:手入力。理解していないと正しい順番で書けない
  • 押し入れに眠りがち
  • 他のプレイヤーの動き方も参考に出来る

難易度も含めた特徴まとめ

当キャッシュフローゲーム会への参加も比較材料として加え、各々の特徴の違いを簡単にまとめました。

スマホの方は画面を横向きにして見てください。

  スマートフォン版 PC版 実物のボード 当会参加
言語 日本語 英語 日本語 日本語
最大人数 1

6

世界中の人とプレイ可能

6 4
費用 月額330円 無料 単発2~4万円程度 1000円/回
使うゲーム キャッシュフロー101 キャッシュフロー101

キャッシュフロー2019

キャッシュフロー101

キャッシュフロー101
職業 自由 自動 出たカード 出たカード
PayCheck 自己申告 自動 自己申告 自己申告
財務諸表 ガイダンスに従う方式 自動入力 手入力 手入力(都度解説有り)
難易度
学べる度合い
その他

NTTドコモ、au、SoftBankのみ

クオリティが低い。バグがある

ファーストトラックはサイコロ1個

ROI、予想売価、ローン金額が無い

押し入れに眠りがち

他のプレイヤーの動き方も参考に出来る

現実に即した解説付き

東京開催

他のプレイヤーの動き方も参考に出来る

当会への参加を贔屓目に見て書いているように感じる方もいるかもしれませんが、客観的に見ても差は無いはずです。

スマホ版とPC版、初心者におすすめなのは?

どちらかを選ぶなら下記がお勧めです。

  • 英語がある程度わかる人:PC版
  • 英語に自信が無い人:スマホ版
  • 英語に自信が無いけどスマホキャリアが対応していない:PC版で頑張る

ただし、やはりスマホ版、PC版共に学べる要素が不足していると言わざるを得ず、実際にやってみた率直な感想としても「一人で黙々とやってもつまらないし学べない」です。
複数名でボードゲーム版をやれる方が楽しいですし他の方々の動きも見れて学べることも多いです。

当会ではスマホ版のオンライン開催を試験的に開催中です(2021年現在)。
キャッシュフローゲームアプリ オンライン開催のお知らせ

ボードゲームを使っての対面開催よりテンポが悪くなり学べる内容も減ってしまいますが、とりあえずやってみたいなら有りかなと思っています。
当然解説も付けています。
お話する内容については対面開催と同じなので下記ページからご確認ください。
(対面開催)キャッシュフローゲーム会スケジュール・当日の内容

簡易的な日本語解説付きで英語版の開催も検討しています。

結論:PC版とスマホ版は復習またはとりあえずやってみる程度なら有り

実際にやってみるとわかりますが、PC版とスマホ版は物足りないです。
ボードゲーム版を自分で買ってプレイする場合も同じで、よくわからないまま終わるという結果になる人が多いと思います。

下記の方にはお勧めです。

  • キャッシュフローゲーム会で十分な解説を受けた後の復習(一番おすすめ)
  • キャッシュフローゲーム会への参加を迷っている
  • 参加したいけど付いていけないと嫌だから一度やっておきたい

地方在住でなかなか参加出来ない or 何度も参加出来ない、時間と費用をかけて参加するべきか迷っている方は一度やってみてはいかがでしょうか。
とりあえずやってみたい方は、やってみてわからなかった点がキャッシュフローゲーム会に参加して学べることだと思っておけば大きな違いは無いと思います。

WEB・PC版、スマートフォン版のレビュー

以下にWEB・PC版とスマートフォン版を実際にやったときのレビューや解説を記載しています。
各々について詳しく記載しているので知りたい方は読んでみてください。

キャッシュフローゲーム スマホアプリ版の1人プレイ体験談と解説

キャッシュフローゲームのスマホアプリ版を実際にプレイしてみたので体験レビューと解説を記載しました。結構詳しく書いたので興味がある方の参考になると嬉しいです。

キャッシュフローゲームPC版(Cashflow Classic)のやり方と解説

キャッシュフローゲームPC版のプレイ記録と解説です。やってもよくわからない、英語版だから難しい、という方は読んでみてください。

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